食料品の消費税1%でいくら安くなる?

毎月の食費で計算してみよう

公開日: 2026年10月14日 / 更新日: 2026年10月14日

食料品の消費税1%でいくら安くなる?毎月の食費で計算してみよう

食料品の消費税率が8%から1%に引き下げられたら、毎月の食費はいくら変わるのでしょうか。

食料品の消費税率が8%から1%に引き下げられると、8%のままだった場合と比べて、同じ商品を同じ数量買ったときの税込価格は約6.5%低くなります。

現在の食料品代が月5万円なら、税抜価格が変わらないと仮定した場合、1か月で約3,241円、2年間で約77,778円の差額になる計算です。

この記事では、月3万円・5万円・8万円・10万円の食費を例に、1か月・1年・2年間の差額を計算します。自分の食費で試せる計算ツールも用意しました。

※2026年10月時点では、関連法案は国会に提出されていますが、成立前です。以下は公表された案をもとにした試算であり、制度の内容や実施時期は変更される可能性があります。

1.食料品の消費税が1%になると、いくら安くなる?

食料品の消費税率が8%から1%になると、同じ税抜価格の商品を同じ数量買った場合、8%のままだった場合と比べて、税込価格は約6.5%低くなります。

例えば、税抜100円の食料品なら、次のようになります。

金額
現在の税込価格(8%)108円
1%適用後の税込価格101円
差額7円

では、毎月の食料品代ではどうでしょうか。

毎月の食費で見る差額の目安

2026年10月時点で公表されている案をもとに、税抜価格が変わらないと仮定して計算しました。

毎月の食料品代(現在)1%適用後の金額1か月の差額1年の差額2年の差額
30,000円約28,056円約1,944円約23,333円約46,667円
50,000円約46,759円約3,241円約38,889円約77,778円
80,000円約74,815円約5,185円約62,222円約124,444円
100,000円約93,519円約6,481円約77,778円約155,556円

※端数処理前の金額をもとに期間ごとの差額を計算し、円未満を四捨五入しています。表示された月額を12倍・24倍した金額とは一致しない場合があります。

この表から分かるように、毎月の食料品代が高いほど、税率引下げによる差額も大きくなります。

消費税の分だけで見ると、2年間で毎月の食料品代の約1か月半分が安くなる計算です。食料品代がいくらでも、この割合は同じです。

ただし、これは税率変更による理論上の差額です。実際の販売価格が同じ割合で下がるとは限りません。

2.いつから、いつまで1%になる予定?

公表された案では、現在、軽減税率8%の対象となっている飲食料品について、次の期間、消費税率を1%に引き下げることが想定されています。

案のとおりに実施されれば、2029年4月以降は現在の税率に戻る予定です。

3.何が1%になる?ならないものは?

今回の案では、すべての商品やサービスが1%になるわけではありません。

対象となるのは、基本的に現在の軽減税率の対象となっている飲食料品です。

1%になる予定のもの1%にならないもの
スーパーなどで購入する対象の食料品お酒(10%)
対象となるお酒以外の飲み物店内で食べる外食(10%)
対象となるテイクアウトの飲食料品日用品・洗剤など(10%)
対象となる出前・宅配の飲食料品新聞の定期購読(8%)

※税率は2026年10月時点の案と現行制度をもとに整理しています。個別の取引が対象になるかは、正式な制度の内容をご確認ください。

お弁当は持ち帰るか、店内で食べるかで違う?

シトロン坊や
お弁当を買って帰るのと、お店で食べるのって、税率が違うの?

同じお弁当でも、持ち帰りと店内飲食では、現在も消費税率が異なります。

今回の案でも、対象となる持ち帰りの飲食料品と、店内で食べる外食は区別して考える必要があります。

コンビニのイートインやフードコートも、店内で食べる場合は原則10%です。

飲食店側の納税額について詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。

→ 消費税1%で飲食店の納税額はどうなる?

4.自分の食費で計算してみよう

あなたの食費では、いくら変わる?

早見表は、あくまで目安です。毎月の食料品代は家庭によって違います。自分の食費を入力して、1か月・1年・2年間の差額を確かめてみましょう。

円

外食(店内で食べる)とお酒は10%のままなので入れません。

計算できたよ!
今(8%)
2027年4月から(1%)
1か月で安くなる額
1年で安くなる額
2年間で安くなる額

消費税の分だけで見ると、2年間で毎月の食費の約1か月半分が安くなる計算です。

※ 現在の食料品代をもとに、税抜価格が変わらないと仮定して試算しています。実際の販売価格や購入量によって、支払額や差額は変わります。なお、税抜価格が変わった場合でも、その時点の税抜価格をもとに8%と1%を比べれば、1%の税込価格は約6.5%低くなります。
※ 1%は、2027年4月1日〜2029年3月31日の2年間、飲食料品に予定されている税率です。法案が国会で成立した場合の予定です(2026年10月時点。国税庁「飲食料品に係る2年間の消費税率引下げに関するQ&A」令和8年9月)。

→ この計算ツールだけのページはこちら

毎月の食料品代を入力すると、1%適用後の金額と、1か月・1年・2年間の差額の目安が分かります。

月3万円・5万円・8万円・10万円のボタンから選ぶこともできます。

食料品代はどうやって調べる?

毎月の食料品代が分からない場合は、次の方法で確認してみましょう。

ポイントは、できるだけ食料品だけの金額を集計することです。

外食費やお酒、洗剤などの日用品は分けて考えましょう。対象外の支出まで含めると、実際よりも差額が大きく計算されてしまいます。

まずは、おおよその金額から試してみてください。

5.計算するときに気をつけたいこと

お店の値段がそのまま下がるとは限らない

今回の計算は、税抜価格が変わらないことを前提にしています。

実際の販売価格はお店が決めるため、税率が下がっても税込価格が同じ割合で下がるとは限りません。

原材料費や人件費などの変化によって、税抜価格が上がることも考えられます。

そのため、計算ツールで出した金額は、実際に節約できる額を保証するものではありません。税率変更による差額の目安として利用してください。

ただし、税抜価格が上がった場合でも、同じ商品を同じ数量買う条件で比較すれば、消費税8%のままだった場合より税込価格は約6.5%低くなります。

値札や税込表示はどうなる?

税率が変更されると、売り場の値札や価格表示も切り替える必要があります。

国税庁のQ&Aでは、2027年2月1日から5月31日までの間、一定の条件のもとで、食料品の税込価格を引き下げ前の8%で表示することも、引き下げ後の1%で表示することも認められる予定です。

そのため、同じ売り場で8%の税込表示と1%の税込表示が混在する可能性があります。

ただし、実際に支払う金額について誤解を招かないよう、店頭の掲示などによる対応が条件となります。

買い物をするときは、値札の表示だけで判断せず、レジでの請求金額も確認すると安心です。

※2026年10月時点の案に基づく説明です。正式な制度の内容や適用条件は、国税庁の最新の案内をご確認ください。

6.レシートに3種類の税率が並ぶこともある?

シトロン坊や
レシートに、1%・8%・10%の3種類が並ぶこともあるの?

食料品の税率が1%になり、ほかの商品やサービスに8%・10%の税率が残る場合、買い物の内容によっては、3種類の税率が同じレシートに記載されることも考えられます。

レシートの金額から消費税を計算したいときや、税込価格・税抜価格を確認したいときは、こちらのツールも利用できます。

税率が変わると、買い物の計算方法も少し複雑になります。

まずは、家計簿やレシートから毎月の食料品代を確認してみましょう。税率が変わった場合に備えて、今の食費を把握しておくと、実際に価格が変わったときにも比較しやすくなります。

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参考資料

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