短歌はどこに投稿できる?
作った一首を人に見てもらおう
〜日々、三十一音のひとりごと文藝〜
一首できた。
ノートに書いて、眺めて、少し直して。
すると今度は、
「これを読んだら、みんなどう思うんだろう?」
「感想、聞いてみたいな」
そんなことが気になってきました。
せっかく作った一首。自分だけでしまっておくより、誰かに読んでもらいたい。
そう思って、私はInstagramやThreadsに「今日の一首」を投稿しています。
でも、短歌を投稿できる場所はSNSだけではありません。新聞の歌壇、テレビ番組、短歌の雑誌、大会など、いろいろな発表・応募先があります。
この記事では、私が調べた「短歌を投稿・応募できる場所」をまとめてみます。
私の目標は、NHK短歌に投稿すること。まずは、どんな場所があるのかを知るところから始めます。
1.短歌は、誰でも投稿できる
短歌を作ったら、
「素人の私が投稿してもいいのかな?」
と思うかもしれません。私も最初はそうでした。
でも、短歌を投稿できる場所は、思っていたよりたくさんあります。
SNSなら、自分のアカウントから気軽に発表できます。新聞の歌壇やテレビ番組には、作品を選んでもらうための投稿先があります。
※新聞に短歌が載る投稿欄のことを歌壇(かだん)といいます。
短歌の雑誌や大会にも、作品を応募できる場所があります。
つまり、
「短歌を作った」 → 「誰かに読んでもらう」
までの道は、ひとつではありません。
2.短歌は、こんなところに投稿できます
私が調べた投稿先を一覧にしてみました。はじめやすい順に並べています。
| 投稿先 | 種類 | はじめ やすさ | 出せる頻度 | 費用の目安 |
|---|---|---|---|---|
| NHK短歌 | テレビ番組 | ★★★ | 隔週 | 無料。結果は放送で見られる |
| 朝日歌壇 | 新聞 | ★★ | 毎週(2首まで) | 投稿は無料(要登録)/紙面は有料 |
| 毎日歌壇 | 新聞 | ★★ | 毎週(2首まで) | 投稿は無料(要登録)/紙面は有料 |
| 読売歌壇 | 新聞 | ★★ | 随時(1回1首) | 投稿は無料/紙面は有料 |
| 角川「短歌」角川歌壇 | 雑誌 | ★ | 月1回 | 雑誌の購入が必要 |
| 短歌研究 詠草 | 雑誌 | ★ | 年5回(5首まで) | 本誌の応募券が必要 |
| NHK全国短歌大会 | 大会 | ★ | 年1回 | 有料(1,500円〜) |
★の意味(はじめやすさ)
★★★ 無料で応募でき、結果も無料で見られる
★★ 無料で応募できるが、結果を読むには新聞の購読が必要
★ 雑誌の購入や参加費が必要
※★は「出すまでの手軽さと、お金のかかり方」です。歌の上手さや、選ばれやすさとは関係ありません。
※短歌研究の「詠草」は、毎号ちがう選者が選び、1年間の合計点で順位が出ます。続けることが前提の投稿先です。私も、いつか挑戦してみたいと思っています。
※2026年9月時点で調べた情報です。投稿方法や費用、応募条件などは変更されることがあるので、投稿するときは必ず各公式ページで最新の情報を確認してください。
※雑誌は、図書館で読めることもあります。まずは一度、手に取って読んでみるのがおすすめです。
※新聞やNHKの投稿は、スマホ(携帯・スマートフォン)からでもできます。
※SNSやブログに出した歌は、投稿先によって「発表ずみ」として扱われることがあります。くわしくは4節で書きます。
この記事では、細かな応募方法までは説明しません。「こんな場所があるんだ」と知ってもらうための、最初の地図です。
3.「読んでもらう」と「選んでもらう」は少し違う
投稿先を調べていて、私はひとつ気づきました。短歌を投稿する目的には、いくつかあるということです。
たとえば、
誰かに読んでもらいたい。
反応や感想を知りたい。
なら、SNSがあります。
私もInstagramやThreadsで「今日の一首」を投稿しています(短歌な日常のアカウントは @tanka_na_nichijo です)。
一方で、
選者に作品を見てもらいたい。
選ばれた作品として掲載・紹介されてみたい。
という場合には、新聞の歌壇やテレビ番組、雑誌、大会などがあります。
どちらが良いという話ではありません。
「自分の歌を誰かに読んでもらう」というところから始まって、そこから少しずつ投稿先が広がっていく。そんなふうに考えると、気楽に始められます。
4.作った歌は、自分でも管理しておこう
そして、投稿先を調べていて、もうひとつ大事だと思ったことがあります。それは、
自分が作った歌は、自分で管理しておくこと。
です。
短歌を作っていると、こんなことが起こりそうです。
「このお題、今の歌にぴったり!」
以前作った歌を思い出して、公募に出してみようと思った。ところが、
「あれ、この歌って前にどこかに出してなかったっけ?」
となる。あるいは、
「Instagramには載せたけど、これって『既発表』になるのかな?」
と迷う。
投稿先によっては、ホームページやSNSなどで公開した作品を「既発表」として扱う場合があります。また、同じ歌を複数の応募先に出す「二重投稿」を禁止している場合もあります。
だから、歌を投稿するようになったら、
「この歌は、いつ、どこで発表したか」
を自分で分かるようにしておくと安心です。
私の場合、InstagramとThreadsには同じ歌を投稿しています。でも、あとから「この歌、公募に出してみたいな」と思ったときには、
- 以前、公募に出していないか
- SNSに投稿していないか
- その投稿先では、SNSへの公開が「既発表」にならないか
を確認するようにしています。
難しいことをする必要はありません。たとえば、歌の冒頭・投稿日・投稿先だけでも記録しておけば、「この歌、前にどこへ出したっけ?」を後から確認できます。
| 歌の冒頭 | 投稿した日 | 投稿先 |
|---|---|---|
| 手つかずの… | 2026年9月13日 | Instagram・Threads |
| 助けるよ… | 2026年9月14日 | Instagram・Threads |
短歌が増えてくると、これは自分の歌を守るための小さな作品管理にもなります。
5.まずは、気軽に投稿してみよう
最初から、
「どこに応募するのが正解なんだろう?」
と考えなくても大丈夫です。
まずは、自分の歌を誰かに読んでもらう。SNSに投稿してみる。そして、
「こんなふうに読んでもらえるんだ」
「こういう反応があるんだ」
と知る。そこから、
「今度は歌壇にも出してみようかな」
「NHK短歌にも投稿してみたい」
と、少しずつ投稿先を広げていけばいい。
私自身も、まずはSNSへの投稿から始めています。短歌な日常では、InstagramやThreadsで「今日の一首」を投稿しています。
そして、いつかNHK短歌へ。その途中に、いろいろな投稿先がある。そんなイメージです。
まとめ
短歌を作ったら、その先にはいろいろな道があります。
- SNSで発表する
- 新聞の歌壇に投稿する
- テレビ番組に投稿する
- 短歌の雑誌に投稿する
- 大会や公募に応募する
大切なのは、最初から全部やることではありません。まずは、
「誰かに読んでもらう」
ところから。
そして、投稿する歌が増えてきたら、
「この歌は、いつ、どこで発表したか」
も自分で管理しておく。あとで別の投稿先に挑戦したくなったときに、「この歌、前にどこへ出したっけ?」とならないためです。
私もまだ勉強中。作って、投稿して、記録して。少しずつ、自分の短歌の道を作っていこうと思います。
次は、もっと身近なところから。
短歌をSNSに投稿してみよう。
InstagramやThreadsに、実際に一首を投稿してみます。
※作った歌は日々の一首に並べています。一首つくる手順は短歌の作り方とコツへどうぞ。
あわせて読みたい記事
投稿する前に、こちらもどうぞ。